たばる針灸整骨院の腰痛治療

現代病や二本足で歩く人間にとって宿命的な病気とよくいわれている腰痛ですが腰痛の原因にも様々なものがあります。
その原因を見極めずに漠然と治療すると治療が長期になったり、慢性化になってしまいがちです。

当院では原因究明を第一に考えそれに基づいたプログラムを個々に作成し治療いたします。

当院の腰痛治療手段例

超音波治療・背骨矯正・AKA治療・牽引治療・骨盤矯正・ファビリテーション治療・
針治療・足底板治療・マッサージ・レーザー治療

腰痛の種類

腰痛に悩む人は多く、60~90%の人が一生のうちに数回腰を痛めるといわれています。最近は中高年者だけでなく、若年層にも腰痛が増えて問題になっています。
背骨(脊椎骨)は25個の椎骨が連結したもので、それを周囲の靭帯、筋肉、椎間板、関節などが支えています。
いわば積み木細工のような不安定でゆがみやすい構造になっているわけです。
ことに腰は上半身の重みがかかるうえに、さまざまな動作の基点となるため、非常に故障しやすいのです。
腰の痛みは、筋肉、靭帯、椎間板、関節、骨、神経などの障害によって起こります。主な病気としては次のものが挙げられます。

■ 筋・筋膜性腰痛

長時間デスクワークや車の運転をしたときなどに起こります。不良姿勢、同一姿勢を続けることによる筋肉や靭帯の疲労が原因で、検査をしても特に異常は認められません。

■ ぎっくり腰

重い物を持ち上げたり、体をひねったりした瞬間に激しい痛みが出ます。腰の椎間板の障害によるものと考えられています。

■ 椎間板ヘルニア

背骨のクッション役をしている椎間板に亀裂が生じて中のゼラチン状の「髄核」がはみ出し、それが脊髄神経や脊髄から分岐する神経根を圧迫するために痛みが出ます。腰だけでなく下肢に痛みやしびれが出るのが特徴で、20~40歳代の男性に多くみられます。

■ 変形性脊椎症

40~50歳代から増えてきます。朝起きたときなどに腰や背中が痛み、体を動かし始めるとあまり痛みを感じなくなります。老化によって骨、椎間板、関節などが変形し、筋肉や靭帯も弱くなるのが原因です。

■ 脊椎分離症/脊椎すべり症

脊椎骨の一部が欠けているのが脊椎分離症で、脊椎がずれているのが脊椎すべり症です。いずれも脊椎が不安定になるために痛みが出ます。スポーツ歴のある人に多い病気です。

■ 脊柱管狭窄症

脊柱管は脊髄とその続きの馬尾(神経)をおさめている管で、ここが狭くなって中の馬尾が圧迫されるために痛みが出ます。しばらく歩くと足が痛くて歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる「間欠性跛行」と呼ばれる典型的な症状が出ます。高齢者に多くみられます。

■ 骨粗しょう症

骨量が減って骨がもろくなる病気です。腰や背中に鈍痛があり、ちょっとしたことで、背骨がつぶれる圧迫骨折を起こします。 このほか、胃腸、尿路、婦人科など内臓の病気から腰の痛みが出ることもあります。これは「関連痛」と呼ばれています。また、感染症やがんなどが原因の場合もあります。

もし腰に痛みを感じたら?

□急性腰痛の場合

両日は安静にすることが最も大切です。

ベッドなどに楽な姿勢で休みます。
あおむけに寝るときは膝の下に座布団などを当てて膝を軽く曲げると楽です。

急に腰が痛くなったという場合は、筋肉、靭帯、関節包(関節を包んでいる袋)などの一部が損傷していることが多く、その場合は出血しているので、出血を抑えるために1~2日は患部を冷やします。

3日目くらいからは逆に温めて血液循環をよくしたほうが治りが早くなります。お風呂に入ったり軽く体を動かしたりするといいでしょう。

痛みがひどくて我慢できないときは市販の鎮痛薬を使用してもかまいませんが、必ず用量や用法を守って使用してください。痛いからといって使いすぎは禁物です。

筋肉、靭帯、関節包などの損傷の場合は1週間くらいで痛みはおさまります。しかし、痛みが軽快したら専門医の診察を受け、どこに障害があるのか確認しておくほうが安心です。

完全に治りきらないと再発を繰り返し、次第に悪化する恐れがあります。

1週間以上痛みが続いたり、下肢に痛みやしびれがある場合は椎間板ヘルニアなどが疑われますから、必ず受診してください。

□慢性腰痛の場合

患部を温めると痛みがやわらぎます。

ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、使い捨てカイロなどを利用するといいでしょう。

重い物を持ったり、急に体を動かしたりしないように注意することも大切です。
痛みが強いときは運動は避けたほうがいいですが、痛みが軽くなったら散歩や体操などをして体を動かすことが必要です。

痛いからといって何もしないでいると、ますます筋肉が弱くなってしまいます。

慢性腰痛の場合は、腰痛体操などで背筋や腹筋など腰を支える筋肉を強化するのが最も効果的な方法です。腰痛体操は腹部や胸部に圧力がかかるので、心臓や肺に病気がある人、血圧が高い人などは医師と相談して行なってください。下肢に神経症状(しびれる、感覚がない、足首や指が上がらない、力が入らないなど)が出ている人も同様です。

※慢性の腰痛の方は長年腰をかばいながら生活しているために筋肉のバランスや姿勢の歪み、重心の位置などを改善しないとよくならない場合が多くあります。

自己加療だけではよくなりません。専門医の受診をお勧めいたします。